浜田の名物「赤てん」のご紹介

地元に愛されて戦後70余年、

「江木のなうなう赤てん」

山陰・浜田市で生まれた歴史ある特産品「赤てん」。名前の由来は、見た通りの赤いその姿。練り物に赤い色をつけ唐辛子を混ぜピリ辛味に仕上げ、更にパン粉をまぶして揚げることでサクサクとした食感を出しています。
色は赤く、ピリピリ感とサクサク感、そして食感のモチモチ感を特徴とした独特の風味がある練り製品です。
江木蒲鉾店は、戦後から赤てん製造本舗として地元に愛され育てられて、今や浜田市のソウルフードとして地元浜田だけでなく全国にもお届けしています。

赤てんの誕生

戦後浜田が当時まだ食糧難だった時代、洋風の食文化が登場しその中で「魚肉ソーセージ」が大人気となり当社製品の売れ行きに影響が出たため、創業者江木芳市により対抗する商品として「赤てん」の原型となる商品が開発されました。
唐辛子のピリピリ感とパン粉のサクサク感、食欲をそそる暖色の赤色をコンセプトとし、当時は「ふらい天」「ぴり辛天」等、様々な呼び方をされ、地元浜田で人気の商品となりました。
そのような中、昭和62年1月に全国放送の人気テレビ番組「なうNOWスタジオ」の取材を受け、レポーターと先代社長江木多馬吉とのやり取りの中で分かりやすく説明する為に「赤てん」という名前がネーミングされました。これが「赤てん」の名前が広まるきっかけになりました。

浜田のソウルフード「赤てん」

当時「ふらい天」、「ぴり辛天」は、浜田市を中心に食卓やお弁当のおかず向けなどとして発売したため、浜田でしか手に入らない商品でした。
しかし「なうNOWスタジオ」を皮切りに、各種メディアにも少なからず取り上げてもらえるようになり、日配品だけでなくお土産として日本全国に出荷されるようになっていきました。この頃から「赤てん」を浜田の特産品としても取り扱っていただけるようになりました。
浜田のお客様に毎日食べていただき、愛され、地域に根付く商品になって欲しいという思いをもとに、やがてその美味しさはテレビだけでなく口コミで広がり、今や浜田のソウルフードとまで呼んでいただいています。

あの名前のきっかけは、とあるテレビ番組

江木蒲鉾店の赤てんの商品名は「江木のなうなう赤てん」。
この商品名の<なうなう>は、先にも登場した「なうNOWスタジオ」に由来。番組は終了していますが、今でも<なうなう>のフレーズを残し、オリジナルの商品名として販売しています。
その後は「秘密のケンミンSHOW」や「ZIP!」など、あらゆるテレビ番組にご紹介いただき、全国的に知られることになりました。
また、2012年には島根県浜田市が主宰し、フランス料理界の重鎮・三國清三シェフが実際に試食し「おいしい」と認める「ミクニマルシェ」にも認定され、その後も様々な賞を受賞しています。

「赤てん」の美味しい食べ方

まずはオーブントースターまたは弱火のあみ焼きで加熱してお召し上がりください。マヨネーズ、醤油、生姜醤油など、お好みのソースをつけても美味しくお召し上がりいただけます。あとはお買い上げいただいたお客様がそれぞれお好みに味付けし美味しく召し上がっていただければ幸いです。

※赤天は㈲江木蒲鉾店の商標登録です。(登録第4235924号)